国電を友として

Nゲージのレイアウト作成や模型車両いじり、旅行記を中心につぶやきます。

2年ぶりの碓氷峠(その1)

2日前になってしまいますが、久々にここへ行ってまいりました。(2泊3日旅行の初日です)

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碓氷峠の玄関口でもあり、碓氷峠好きの聖地でもある、信越本線の横川駅です。

今回は、この横川駅と隣接する鉄道文化むらに関して「かなりマニアックな要素で」解説していきたいと思います笑

早速余談が入ってしまいますが、高崎から横川まで乗った211系が「矢絣柄」(”やがすり”と読むそうです。調べるまで読めませんでした…笑)の編成でした!
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右がその矢絣柄、左が通常の湘南色です。

さて本題へ。
駅を降りてすぐ向かったのは、駅前を流れる川を渡る橋です。
ここには今でも、開業時からずっと使われていたレンガ造りの橋脚が残っています。
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この橋脚がアプト式蒸気機関車からEF63までの全機関車、そして通過した全列車を支えていたのだと思うと感慨深いですね。

その橋脚から駅方向を見ると、1番線ホームの先端部分が残っているのが分かります。
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12両の列車が止まれる長さがあったホームですが、現在はその半分の長さしか必要としないため、両端が閉鎖されています。
その分、当時の面影が今でもそのまま残っているので、むしろこれで良かったのかもしれません笑

続いてはこちら。
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こちらはもう使われていない、4番線です。
碓氷峠が現役の頃の横川駅は、1番線が上りホーム、2番線が中線(牽引機回送用、ホームなし)、3番線が上り下り共用、そして4番線が下りホームでした。
よって、長野方面に向けて189系や489系といった特急列車がボンボン発車していたホームが、この4番線だったわけです。

それもあってか、4番線の枕木はごっついPC枕木となっています。
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そのおかげで全く腐敗していません。今年で廃止から25年なのに…笑

高崎寄りから見た4番線。
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近くにあった架線柱のプレートを見ると、昭和42年1月に造られたものでした。
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駐車場になった場所でも、4番線のレールが残っています。まるで路面電車の軌道のように笑
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今回はここまで。次回は文化むらの中へ入ります。